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2014年3月26日 (水)

オラ!⑥最終アタック~BC下山

2014年1月8日(水) 入山8日目(最終アタック)

前日のフクザト氏の話でガイドパーティは、皆暗いウチに出発したと聞いたので、我々も5時起床と決めたが30分寝坊。オレは、朝方少し眠れた程度で、完全に寝不足で調子が悪い。カレーうどんを食べて、湯をテルモスに入れて7時40分いよいよ出発。

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テントを出ると、すっかり明るい。今日アタックする隊の中では、1番遅い出発のようだ。例によってガレガレの砂漠のような登山道をゆっくり歩く。インデペンデシアにテントが1張りあった。しばらくすると前方に先行パーティが見えた。

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天気は快晴。風も比較的穏やかで、絶好の登頂日和だ(*^。^*)それとは裏腹に高度が上がるほど頭痛と吐き気がひどくなっていく。

順調に高度を稼いでいくと、やがて大トラバースに差し掛かる。

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大トラバースに出た途端、一気に風が強まり、叩き付ける砂埃と格闘していると 先行パーティが引き返してきた。言葉を交わす事は無かったが、高度障害により断念したと思われる。明日は我が身と思い、気を引き締めて、でもゆっくりと登る。

トラバースを終え12時。 風を避けられる場所で大休止。いよいよ悪名高き「グランカナレータ」を迎える。

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カトサンから聞いてはいたが、本当にガレガレの屑道で3歩登って2歩下がる感じ。息が切れないようにゆっくり歩いてきたが、ここではもう1歩足を出す度に息が切れる。間違いなく雪が付いてる方が歩き易いだろう。

苦しい・・・・・・・・・(T_T)

岡リーダーに大きく離される。本当に苦しい。既に鼻水を拭う力も無いので垂れ流し状態だ。「地球の裏側までやってきて、なぜこんなに苦しい事をしてるのか?」自問自答する。

もう、鼻水か涙か分からない位グチャグチャだった。

やっとの思いで登山道らしき場所まで上がり、ふと後ろを振り返ると突然アコンカグア南壁が現れた。スゴイ迫力に感動すると同時に南壁が見えたという事は「山頂は、すぐそこである証拠だ」と思った。

P1090598_800x600_2 南壁

見上げると、岡リーダーがカメラを構えて手を振っている。「あそこが山頂だ!」

駆け寄っていけるほどの距離なのに全然近づかない。カメの歩みで一歩一歩登る。

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階段状の岩を登り16時。8時間かかって遂に広い山頂に出た!写真でみた十字架だ。岡リーダーとガッチリ完登の握手。遂にやった!登ってやった!

感動したんだけどそれよりも、もう登らなくていいという安堵感の方が強かった。でも間違いなくこの大陸に、ここより高い場所は無い。

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ぐるっと山頂を一周歩いてみる。思っていたよりも風は弱かった。 セルフタイマーで写真を撮ろうとするが、駆ける事が出来ない為タイマーに間に合わず何度も失敗して、ようやく撮れました。写真を撮るだけでも命懸けです。

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16時半、 十分余韻に浸ったので、下山開始。一気に下りて18時40分コレラキャンプに帰還しました。

あれだけ、大盛況だったインカ社のテントはほとんど無くなっていた。グランカナレータですれ違った2パーティを含めて、この日のアタックは前日に比べてかなり少なかったみたい。テントに転がり込み、水分を取るが気持ち悪くて食欲が無い。明日は下りるだけなので、無理にエネルギー補給する事もないので、食わずに寝た。

死んだように眠りについたが、未明に風が強まり、テントが煽られて目が覚める。トイレにも出れないほどの風だった。行動中や山頂直下でなかった事に感謝して、再び眠りについた。

 

2014年1月9日(木) 入山9日目

強風で何度も目が覚める。朝になっても相変わらず。テントが倒れ込んでくる為、朝食の準備も面倒なので風が止むのを待ってみる。10時になっても風は止まないので、下山準備を始める。時折起こる突風にテントが飛ばされないように畳みながら、「これが昨日でなくて良かった~」と好天に恵まれたことに改めて感謝した。

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10時半下山開始。

あっという間にニドに着いた。気が付くと風は穏やかになっていた。

ずっと上を見上げてる外人に話しかけられた。仲間のパーティを心配してる様子だった。

一気にカナダまで下りると風も無くなり、3本槍で暑くてたまらずアウターを脱いだ。登りでは、あれだけきつかったガレ登りも滑るように下りて、あっという間の13時。ムーラスBCに帰ってきた。懐かしい見慣れたエスパースのテントを見て、一気に気が緩んだ。

とりあえず、岡リーダーとビールで登頂祝に乾杯した。まだ夕飯には、早いので翌日ムーラに預ける荷物をパッキングしたりして、時間をつぶす。

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日焼けで、鼻と唇が大変な事になった(笑)

インカ社のテントに行き、余ったガスや食糧を賄賂代わりに帰りのムーラを頼みに行くと、レスラーのようなヒゲおやじが無線で手配してくれた。10頭のウチ1頭だけ空いてると言う。ホントかどうか怪しいが往路と同料金で朝10時に来るように言われた。

20時に4日前に行ったレストランで祝杯を挙げる事に。ピザやポテトを食べて、前回は高山病で飲めなかったワインを飲む。

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このピザ、具材はウマいんだけど生地がマズイ。ワインは安くてウマイ。この日は、オクイ氏に聞いたレストランを探したんだけど、結局ここの1件しか見つからなかった。 たらふく飲んで食ってテントに帰った。

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